前編(1)の続きです

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残り50分、40分、30分――。

(なんでこんな急にトイレ行きたくなるの!?)

トイレ休憩の時間がいつもと1時間違うだけ。ただそれだけなのに
アンの「放出したい」という欲求はどんどん高まっていました。

すでにアンは、トイレのことしか考えられない状態。
しかし仕事は忙しく、抜け出せる余裕はまったくありません。

(トイレ……トイレ……っ! トイレ行きたい!)

ホール内を動いている時は、まだ尿意をごまかせるのですが
注文を取る時に客がモタモタしていると、足が震えてしまいます。

「ご注文はお決まりですか?」
「えーっとねぇ…………これ……あ、いや、こっちかな」
「………………んんっ」

(立ち止まっているのが一番キツいわ……!)

足を揺らしたり、腰を振ったりしながら仕事を続けるアン。
夜シフトのメンバーが早く来るのを、ただひたすらに祈りながら。

体が「トイレ休憩中におしっこを出す」と覚えているせいで、
その時間を超えると尿意のコントロールが急に難しくなる――。
アンは、そんな「コントロール不能」の状況に陥っていました。

(あと30分もトイレを我慢しなきゃいけないの!?
 早く、早く夜の人たち、来て!)

このままだと大変なことになる――そう頭では意識していても、
アンにできるのは、交替メンバーが来るのを祈ることだけでした。

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残り30分、20分、10分――。わがまままEX7_3

アンのおしっこは、すでに暴発寸前でした。
少しでも気を緩めたら「おもらし」になるというギリギリの状態。
足をもじもじさせ、時計を気にして、軽く屈伸運動するアン。

(10分経ったらトイレ、トイレ…………トイレ行けるんだから!)

その時でした。アンは後方から誰かに抱きしめられます。

「ひゃぁっ! だ、だれ!?」
「やっほーアンちゃん、バリバリお仕事してるぅ?」
「…………ケイちゃん!」

夜担当よりも先、それも10分前に、ケイが店にやってきました。
すでにエプロンを装着し、仕事の準備は万端です。

さすが仕事の「プロ」、スキが無いと思ったアンでしたが
その尊敬の念を打ち消すほどの「強い尿意」がアンを襲います。

「アンちゃんー? なんで屈伸してんの? 運動不足?」
「ケイちゃぁん……お願いがあるの」
「なんだぃ?」
「ちょっとだけ替わって! 替わってぇ! うううぅぅぅ!」
「えっちょっ泣いてる!? どうしたんだよ!」

救われた! これでトイレに行ける! おしっこできる!
そう思った瞬間に気が緩み……。
耐えに耐えたアンの膀胱が収縮しようと動き始めます。

「はう……っ!」

とっさにアンは、スカートの上から大事な部分をギュッと圧迫します。
……もし一瞬でも遅ければ、決壊していたところでした。

「あぁー! わかっちゃった。アンちゃん、おしっこ?」
「ううぅ……言わないでよぉ……」

苦しそうで恥ずかしそう、そんなアンの真っ赤な表情を
ケイはニヤニヤしながら眺めます。

「おしっこ漏れそうなんだぁ、アンちゃん。くふふっかわいいなぁ」
「ちが…………うぅ……そぅですぅ!」
「うわー。すんごぃ我慢してるんでしょ、アンちゃん。
 そんなかわいい顔されるとイジワルしたくなるなぁ」
「えっ! ケイちゃん!? そんなこと言わないで……」

ケイはニヤニヤ笑顔のまま、アンの頭を撫でて優しく話しかけます。

「ねぇアンちゃん、ホントにおしっこしたいの?」
「………………」
「ねぇねぇ、どうなのかなー? くふふ」
「………………」

もじもじと体を揺らしつつ、
アンは恥じらうようにケイから目線をそらします。

「あっそう、そういう態度。じゃあ替わらなくていいよね」
「くうっ! あぅ…………」
「トイレ行きたいとか言って、サボるつもりでしょー?」
「そ、そんなこと……ないもんっ……」
「ねぇーアンちゃん、ホントはどうなの? ねぇねぇ」
「おし…………」
「なになにー? 聞こえなーい」
「…………っこ……したいの……」

ナデナデナデ。ギュッ。
震えるアンの頭を撫でて、もう一度抱きしめ直すケイ。
続けて耳元でささやくように、ケイはアンを問いただします。

「ねぇねぇー? 聞こえないよぉ、アンちゃーん?」
「ううううう……! おし……ぉ……」
「おし? 押し花? おしおき?」
「違うのぉ………………おし……っこ……ぉ」
「おしっこ? それをどうしたいの?」
「したいの! 出したいの! おしっこ、させてぇ……」
「どこで出したいの? アンちゃんは」
「トイレぇ…………トイレでするの! トイレ行かせてぇ」

体をガクガクと震わせながら、涙声で尿意を訴えるアン。

「いじわる……しないでぇ……ケイちゃぁぁん!」
「やだよー、替わってあげなーい」
「ううぅ……ケイちゃ…………ひぅんっ!」
「うっふっふー、超楽しぃー……ん?」
「おしっこ……おしっ……おし…………ぁぅ……」
「………………」

いよいよ限界で、アンの顔色が青くなっていることに気付いた
ケイは、イジワルを止めて真剣な顔でアンに話しかけます。

「もう……こんな時までマジメなんだから、アンってば」
「おしぃ……お……しぃ……っこぉ……」
「ほらっ、早くトイレ行ってきな。ここは、あたしが替わっておくから」
「ありがとぉ…………ごめんねケイちゃん……」

前を押さえたまま、よちよちとした足取りでトイレに向かうアン。
これでようやく、おしっこ出せる! と思ったアンですが、
さらなる災難が彼女を待ち受けているのでした。



この続きはゲーム内のエクストラシナリオでお楽しみください!
朝から我慢していたカレンさんに比べたら余裕ですよねアンさん!(`・ω・´)